和晃BLOG
2021.01.07
陶器と磁器
焼き物の瀬戸
瀬戸焼は世界に誇る技術産業です!
もちろん地元瀬戸市民の方は
陶器と磁器の違いなんてご存じですよね?
私、そもそも陶磁器で一単語だと思ってました。
土捏ねて焼く
↓
焼き物
↓
陶磁器
こんな図式のイメージ・・・
私みたいにざっくりと考えてる方もいると思いますので
改めておさらいをしましょう!
粘土こねる→焼く→陶器
低密度・低熱伝導率・光の透過性なし・厚い・吸水性あり
白粘土と石粉や長石、珪石多めにこねる→焼く→磁器
高密度・高熱伝導率・光の透過性あり・薄い・陶器より硬い
全然特性が違いました!!
完成された物の印象は
陶器は柔らかく味わい深く
磁器は洗練された気品がある
そんな感じがします。
それぞれの代表としては陶器はご存じ瀬戸焼
磁器ですと久谷焼きなどが挙げられます。
ただ、アメリカやイギリスだと厳密に陶器と磁器に違い見出して無いらしく
ざっくりとヤキモノ!って感じらしいです。
欧米らしいどんぶり采配ですな
ちなみに工具で使われる陶器
いわゆるセラミックは主成分がアルミナやジルコニアといった
粘土に比べてはるかに硬い成分を使用しており
焼く前に超絶な圧力で材料を型で固めて
焼成温度も1.5倍近く高い1500度で焼いています。
なので、カッチカチですし、
研磨時の温度変化に対しても非常に強い
優秀な素材なんですねー
今年は瀬戸物祭りあるかなー?
また全国からお客さんが来てもらえると嬉しいですね!