和晃BLOG
2021.01.08
コロナの影響で株価が上がる不思議
2020年は経済全体が冷え込んで
全体的に不景気であったと思われるんですが
何故か株価が上がってますよね?
すんごい不思議だったので、詳しく調べてみました。
まず、シンプルに株価が上がるのは
購入需要があるからですよね?
じゃーどこもコロナの影響で売り上げが落ちるのに誰が買うのか?
いわゆる価格が水準よりも下がった時に買い増しする
「逆張り」で一発狙う人が続出するのかと言われれば
そんなギャンブラーな投資家が占める割合は多くないと思います。
じゃー誰が買うのか?
ご存知、年金積立金管理運用独立行政法人です。
簡単に言えば年金を預かって運用し
お金を増やして還元する機関です。
この機関が受託運用してお金を増やすから年金が貰えるんですねー
現在、若者が減って年金受給者が増える構図が出来上がっていますが、
この人たちが、めちゃくちゃ頑張って年金を捻出しているんです
どれだけ頑張っているかというと
2020年の収益+4兆9,237億
2001年からの運用累計実績
+74兆9,483億円
化け物投資家集団です
ちなみに、100%国債で運営している
アメリカの社会保障年金信託基金を除いて
投資運用している世界最大の機関投資家なのです。
その運用資産は
約170兆円!
日本の国家予算の
一般会計分を遥かに凌駕しているんですね・・・
そして年金さんが公開しているポートフォリオの内訳は
国内債券25%(±7%)、外国債券25%(±6%)、
国内株式25%(±8%)、外国株式25%(±7%)
これを維持しようとします。
つまり日本の株価が全体的に下がると
国内株式25%(±8%)の
運用資産の割合が下がるので、25%に該当するまで
下がれば下がる分だけ買い増しします。
個人の投資家が束になっても足元にも及ばない額で
購入するので、当然株価に影響しますよね。
今度はそれに続いてトレンドが上向きになると一般の方も買い始め
株価が上がる
↓
一部償却を始める
↓
株価が安定し始める
つまり、株価の調整役も担っているんですねー。
ちなみに、海外の銘柄だとこれだけの株数をお持ちです。
マイクロソフト:約6400万株
アルファベット社(Google):約550万株
アップル:約3900万株
Amazon:約370万株
フェイスブック:約2100万株
大手銘柄は当然の様に数百万株以上もってます。
だいたい海外銘柄だと2700種
国内銘柄だと2400種ほど保有しているんですね。
一時は国内株を35%保有して思いっきり損益を被ったので
今のポートフォリオに調整した様ですが、
それでも株価に及ぼす影響は大です。
でも、思いっきり損した時はめっちゃ責められて報道されるけど
儲かった時はあんまり報道されないんですね。
すんごい頑張っているとは思うんだけどなぁ
ということで今日は株のお話でしたが、
今年の冬は寒いから蕪が美味しく実りそうですな!
旬は3月ですよー
(うまくオチが作れなかった・・・)