和晃BLOG
2021.11.02
ゾーンに入った事あるけど何か?
今年はオリンピックイヤーという事もあり
メディアでアスリートが紹介される機会が多々ありました。
一流アスリートの皆さんは努力を積み重ね
良い結果に繋がる様に高みを目指しています。
その姿勢は例え分野が違っても
見習わなくてはいけませんね。
そんなトップアスリートの方達の話題で
時々出てくる「ゾーンに入る」という言葉
皆さん聞いた事ありますか?
野球選手だとイチローとか落合が
ピッチャーが投げた球が止まって見える
と言っていましたね。
この究極のパフォーマンスを引き出すともいわれる
「超集中状態」
一流の選手達でも意識的に入れるものではなく
特にメンタル状態が強く影響されるらしいとの事です。
さて、ここからが本題です。
私、山田ゾーンに
入ったことがありますが何か?
まず、何をしていたかと言うと
スケートボードです。
多分10年くらい前だったと思いますが
とあるスケボーショップに併設された
スケボーのランプありまして
こんなやつ
その日は誰もお客さんがいなくて
一人で練習しておりました。
まだまだランプは始めたばかりで
前後に滑って板を半分ちょこんと乗せる
基本的な技を繰り返していました。
30分位ひたすら黙々と滑っていた時です。
その瞬間は突然訪れました。
まず足の裏と板が一体化した感覚になり
ウィールが地面を転がる感触が体全体に響いてきます。
全身の力が抜けて体重が軽くなり
力の緩急が自在で加速も減速も思うがまま。
スピードは簡単に出るのに
視覚情報はすごいゆっくりで
今までやったことは無かったけど
知っているトリックに挑戦してみる事に。
ゆっくり坂を登り切ったら
板を90℃回して
そっとレールの上に乗せる
「アクスルストール」
簡単に成功して、また半回転して下りる
何度やっても簡単で
特に集中すると
スローモーションの中を自由に動ける感じになります。
次に試したのは、そのままレールを滑るグラインド
ゆっくりレールに板を乗せて
そのまま端までレール上を滑り切り下りる。
フロントサイド50-50グラインド
これも一発で決まる。
こ、これはえらいこっちゃ!と
ショップのお兄さんに
何か今めっちゃ調子いいっすわーと声をかけにいって
もう一回ランプに戻る
一瞬、あれ?もしかして今ので集中切れた?と思ったけど
バリバリ継続中
次はレールの上に半回転して乗った時に
そのまま前のタイヤを浮かせたウィリー状態をキープしてみる
やっぱりバランスの続く限りできる・・・
次はウィリーした状態でレールの上を滑る
フロントサイド5-0グラインド
一発で出来ちゃった・・・。
特にこういうグラインド系って
スピード乗せて勢いで行くと
若干体勢が崩れても
ある程度出来たりするんですが、
ゆっくり、スーって端まで行ける
な、なんてこった!!
とくかく楽しすぎる!!
スケボーに乗ってる感触が全然違う!!
苦手な反対側でも関係なくできるし
逆に失敗した時もゆっくり体勢を崩すから
変なこけ方をしない!
超万能感!!
1時間後調子に乗って滑り続けて
最終的に足が上がらなくなって終了
その後の疲労感と筋肉痛の反動が半端じゃなくて
でも、めっちゃ上手くなったー!って嬉しくって
ウキウキしながら次に行ったら
なにも出来なかった・・・
どうやらゾーン中に獲得したスキルは
持ち越せないらしい・・・。
また、またそういう事もあるだろうと思っていたら
平穏に10年経ちました。